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幾何学模様

害虫・害獣について1

ネズミ

ネズミ

ネズミによる人間への害は計り知れないものがあります。各種病原体を伝播し飲食物を介して被害を与える衛生上の害、そして家具・電気配線等を齧り漏電・断線させ、最悪の場合火災の原因にまでなります。食品の場合は齧られた物以外にその食品全てを破棄しなければならず経済上の被害も大きくなります。

<代表的な家鼠の種類>

●ドブネズミ

家鼠のなかでは最大、成獣で22~26cm。毛は灰褐色、胴、手の甲は白っぽい。耳が小さく、尾は胴より短い。雑食で水分の摂取できる湿った場所を好む習性がある。凶暴な性格を持ち、寒さにも強い。

●ハツカネズミ

小型で成獣でも6~9cm。毛は黒~褐色、腹、手の甲は白っぽい。耳は大きく、尾は胴より短い。穀物を主とした雑食で温和な性格をもち、警戒心が低い。繁殖力が強く、体が小さいためわずかな隙間から家屋に侵入してくる。乾燥にも非常に強い。

ゴキブリ

ゴキブリ

衛生害虫の代表生物として知られるゴキブリは、日本で約60種類が生息しているとされ一般住宅等で生息する代表的なものでは、ヤマトゴキブリ・チャバネゴキブリがあります。ゴキブリは体表に食中毒の原因になるサルモネラ菌等の様々な細菌性病原体を付着させてこれを伝播したり、食品への混入事故・電気機器の故障などの問題を引き起こします。

トコジラミ(南京虫)

トコジラミ(南京虫)はカメムシ目に属し74種が知られ、世界中に広く分布しており人や動物を吸血します。人が吸血されると激しい痒みを伴います。近年は岩手県南でも確認されており、青森県での発生も確認されました。近年トコジラミの被害が増えており問題となっています。原因といたしまして、海外渡航者の増加に伴う海外からの持込や、日本国内の旅館・ホテル・デイケアセンター・劇場など様々な施設で伝播による増加がみられます。近年では旅行・出張などで宿泊した施設から持ち帰り、放っておくとどんどん自宅で増え家族全員が被害にあうケースが多くなっています。

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